こんにちは、柳沼です。
インゼミも終わり、ひと段落したいところですが、今日も私たちはグループワークをしています。
というのも、1月21日が論文提出の締め切りです。相当急がないとマズいですよね…。
そんな中、私たちは最近、「ビジネス・エコシステム」について改めて勉強しています。
というのも、この理論こそ私達の論文に使えるのではないかと、先生からアドバイスをいただいたからです。
ビジネス・エコシステムとは、多企業間のネットワークを、生態系(エコシステム)のように捉える概念です。
こんな話があります。
ある時期、アメリカ北西部太平洋で魚が採れなくなり、海岸浸食に歯止めがかからなくなったことがありました。
実はその原因は、ラッコの乱獲にあったのです。
ラッコは、海の生態系を守る海藻を食べてしまうウニの天敵です。
ラッコが減少した事で、海を守る海草を食いつくすウニが増殖し、海が荒れてしまったのです。
つまり、ラッコが海を守る中心的存在だったということができます。
多企業間のネットワークを生態系に見立てると、ラッコのような「中心的な存在の企業」がおり、その企業が生態系に良い働きをすることが重要となってきます。
生態系に対して、良い働きをする中心的存在の企業を、「キーストーン」と呼び、
一方、中心的存在であるものの悪い働きをする企業を、「支配者」と呼ぶのです。
この「ビジネス・エコシステム」の概念で日本プロ野球界を捉えたときに、巨人が中心的な存在であるのは間違いありません。なぜなら巨人は、スター選手という資源を他球団から獲得し、背後には読売新聞社・日本テレビという強大なメディアを持ち、プロ野球界の人気を左右し続けてきたからです。
「巨人の行いが、プロ野球界にどのような影響を与えたのかを調べてきた以上、その調査内容から新たな知見が得られるのではないか」というのが、先生のアドバイスでした。
新たな知見を見出すためには、ビジネス・エコシステムのことをしっかり勉強しなければいけません。
論文完成まで、走りきりたいと思います!
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