2010年11月18日木曜日

実務家の方への発表

柳沼です。

去る1115日(月)、井上先生の恩師であり、実務の世界で活躍なさっている北村禎宏さんに、発表形式で日本プロ野球のコンテンツを見て頂きました。

北村さんは、ある大手アパレルメーカーの業態革新にも携われた方で、
現在は神戸でコンサルタントをされています
井上先生が、「何か有意義なアドバイスをいただけるだろう」ということで、今回の場をセッティングして下さったのです。

この日の為に、準備してきた発表。
今回の発表では、
「日本プロ野球界の崩壊はどのようにして起こったのか」という疑問に対し、
ネットワーク図とヒアリングを根拠に、
「メジャーの参入によって選手という資源の適正な配置(巨人へのスター選手集中)の仕組みが崩れ、その結果価値の創造と分配が正常に機能しなくなった」という答えを示しました。

時間をかけて練ってきたものだということもあり、自分たちの中では、それなりに自信が…。

しかし、ゼミ生からの評価は、
「納得感が得られない」
と、良い評価はもらえず…。

ネットワーク図も社長からの証言もあるのに、どうして…?

その疑問に、北村さんがしっかり答えてくれました。
「メディアが重要な補完財であることをもっと示す必要があるよね。巨人にスター選手が集まっていることはわかる。じゃあ、どうして巨人にスターを集めると、良いのか?それは、巨人がバックに読売新聞社をいうメディアを抱えていたからだよね。読売(日本テレビ)と巨人の関係を事細か示す必要がある。」
「さらに言えば、日本プロ野球の衰退を、大リーグの出現だけで説明しようとするのは乱暴。僕が考えるに、地上波TVが今までほどの力を失っているからだと思う。そこらへんも説明必要なんじゃないかな?」

北村さんによって、自分たちが「90年代は巨人にスター選手が集中していたが、2000年代に入るとスター選手がメジャーリーグに流れてしまった。」という事実だけを基に発表を組み立てていたことに気づかされました…。

また、院生の泉谷邦雄さんから、「巨人は予定調和の試合を行うことで、人気を保っていたんだ。みんな巨人が勝つってわかっているのに、水戸黄門みたいに見ちゃうんだよね。」という言葉を頂きました。

この「予定調和」という言葉。今後の研究に活きそうなキーワードだな。

何はともあれ、大きな気付きのある発表会でした。
北村さん、本当にどうもありがとうございました。

12月のインゼミがんばろう!

2010年11月8日月曜日

選手ネットワーク図作成

柳沼です!

前回の先生への相談後、約30年分の選手データを入手しました。
所沢にある大学の図書館では、1995年以降のデータしか得られなかったため、広尾にある都立図書館でデータ収集を行いました。
見開き1ページにつき40円。1年に30ページくらいあり、15年分。




つまり、40×30×15=18,000

痛すぎます()











膨大な量のデータを印刷し、手作業で打ち込みました。
1人で打ち込みをしていると、精神的に参ってくるのですが、みんなで打ち込むと案外楽しいものですね(笑)
ですが、トータルで30時間程度かかりました…。

データシート↓

完了後、院生の永山晋さんの家に押しかけ、アドバイスをいただきながら、ネットワーク図を作成しました!
その図がこれです!

1994-2000













この図は、どんな年俸の選手がどの球団からどの球団へと移籍しているか、その傾向を示したものです。
線が太ければ太いほど、高額年俸のスター選手が移籍していることを表しています。

見ての通り、
19942000年には、「スター選手が巨人に集中している」という事実が、
一方2001年~には、「スター選手がメジャーリーグに集中している」という事実が得られました。苦心して作り上げたネットワーク図…。
非常に感慨深いです。

このネットワーク図を持って先生にアドバイスを求めたところ、前回とは異なり私たちの仮説を納得していただけました!

やっぱり、先生からのお褒めの言葉は何よりも自信になります!
いよいよ来週は、井上先生の恩師である北村さんへの発表会です。
はりきっていこう!