竹下です。
題材も決まり、順調な滑り出しを見せた研究ですが、さっそく行き詰ってしまいました。最近の私たちは、先日の中間発表で先生からいただいたアドバイスを基に、まずは研究のスタートとしてパフォーマンス指標であるプロ野球界の財務状態等を調べています。
・・・ない。
日本のプロ野球界では明確な収支状況を公開しているチームがないんですね。公開されていてもかなり大まかなものなので、一体プロ野球は何で儲けているのか、断言できません。そもそも財務状況が分からないと、成功していると言えるのか、という根本的な問題にも関わってきます。「データが少ないから研究は難しい」と言われていましたが、これは思ったよりも大打撃です。困りました。このままもう少し粘ってみて、どうしても出てこないようであれば何か別の指標を考えなくてはいけません。今の段階で数字として出せるものは、入場者数、視聴率など。これを何とか活かせないものか、悩みどころです。
さてそんな中、本日、私たちは東京ドームに行ってきました。目的はもちろん、野球観戦!北海道日本ハムファイターズ対福岡ソフトバンクホークスです!気になっているテーマの一つである「顧客満足をつくりだすための仕組み」を調査するためには、まずは球場に足を運んでみるべきだろう、と考えました。もちろん、少し行き詰ってしまった研究の息抜きも兼ねています(笑)
ドームに入ってみて思ったのは、意外にも若い人が多い!なんとなくイメージとしては、野球観戦って仕事帰りのサラリーマンの方とか、30代以上の男性が多いような気がしていました。もちろんそういう方々もたくさんいるんですが、それと同じように20代の若い方々、しかも女性が観戦に来ています。そういえば、日ハムは本拠地である札幌ドームでは女性グループ対象の割引サービスなど、今までの日本プロ野球にはなかった新しいサービスを提供しているんです。実際にピンク色のユニフォームを着て応援している女性グループがいると、今までの野球のイメージにはない、また違った雰囲気を感じました。野球観戦と聞くと、なかなか若い女性には敷居が高い感じがしますが、もうそんなことはないみたいです。なにより、今回が初めてのプロ野球観戦だった塚田がさっそく球場になじんで応援している姿を見ると、日ハムが仕掛けた新しいプロ野球の魅力を実感しました。
↑なじむ野球初心者塚田(左)とイケメン選手と握手する竹下(右)
こうして新鮮な雰囲気の東京ドームを見学していたわけですが、いざ試合が始まってしまうと、ついつい試合に見入ってしまいました。試合が終わればお客さんも足早に帰ってしまうので、考えていたようなヒアリングができません。これは反省しました。事前に、「誰にどんな風に何をヒアリングするか」を決めないと、FWはうまくいかない。当たり前のことですが、今回改めて身にしみました。次回に活かします!
↑試合観戦に没頭中。だめですね(笑)
しかし今回の試合観戦は、少し行き詰っていたことによって低下気味だった私たちのモチベーションへの影響が大きかったな、と感じています。実際に球場に行ってみてあの空気を味わうと、なんとしてもこの面白みをみんなに伝えたい!という思いが高まります。明日からの研究がまた楽しみです!
そういえば、今日は日ハムの応援団の方々にもヒアリングに応じていただきました。野球観戦の醍醐味でもある応援の基盤を支えている彼らからは、やはり普通のファンとは違う使命感を感じます。そんな日ハムファンの代表ともいえる応援団の方々から、なんと柳沼が「応援団に入りませんか?」というお言葉をいただきました。彼の日ハムに対する、熱い、熱い思いが伝わったようです。もしかすると、参与観察もありかもしれません(笑)
0 件のコメント:
コメントを投稿